HVAC システムからの熱損失はエネルギーを浪費し、問題は気づかれず放置されたままで、住宅やビジネス・オーナーに毎月負担をかけることになります。職人として活躍するチップ・ウェイドさんが数年前に私たちと情報を共有したとおり、赤外線画像技術を用いて HVAC システムの検査を行うことが、HVAC のエネルギー・ロスの発生場所を住宅やビジネス・オーナーに示すための最善で最も速い方法です。
これは何ら変わることがありません。
チップさんがビデオを利用し始めて以降、赤外線画像の技術革新により、画像やビデオの細部がより鮮明になり、場合によっては問題の程度を特定できるようになりました。
築 100 年の住宅を撮影したチップさんのビデオを見て、赤外線画像をどのように使用して HVAC システムからの熱損失を迅速かつ効率的に特定しているのかをご確認ください。
音声の内容:
「最近は、住宅の販売や改修のための検査を行うと、エネルギー効率の問題に直面します。この問題は、現時点で電気代や光熱費を支払っている人に重くのしかかるものです。
Fluke TiR1 赤外線カメラは、ダクト、壁、および通気口周辺の熱損失を確認するための最適な手段となります。この築 100 年の住宅には、予想されたように、改善すべき箇所がいくつかあります。
では、通気口から始めましょう。理想を言えば、通気口を閉じるときに、そこから出ている暖かい空気を遮断したいものです。Fluke TiR1 を通して、この閉じられた通気口を見てみましょう。この古い通気口はしっかりと密閉されておらず、エネルギー損失が生じているのがわかりますね。
私たちが今いるのは、上の階のバスルームです。私たちはここで、ダクトを通して住宅全体に広がる別の問題を発見しました。閉じられた通気口を赤外線カメラで見ると、4 辺すべてから熱が出ているのがわかります。その右側を見てみると、実際は幅木の上側と下側から熱が出ているのがわかります。これは、ダクトの接続状態が悪く、最低限の断熱機能しかないことを示しています。こうしたことすべてが、エネルギー損失として住宅の所有者にコスト的負担をかけることになります。
次に、地下室に移動してダクトの外観を確認しましょう。
ここが地下室です。すぐ上を見ると、このダクトには断熱材がないことがわかります。では、Fluke TiR1 を通してみてみましょう。あなたはこの画像を見て、これが何を意味しているのかをお客様に示すことができます。全体が明るいオレンジ色になっていますね。
この住宅の所有者は、そのつもりはなくても地下室を暖房しているのです。これはつまり、リビングスペースに必要な熱が供給されていないということです。住宅の所有者にとっては、まさに窓からお金が出て行っているようなものですね」