PVA-1500HE2 I-V 曲線トレーサー サーモグラフィーキット（現在、国内では販売していません）

PVA-1500HE2 I-V曲線トレーサーとTiS75+サーマル・カメラを搭載したこのツールキットは、検査プロセスを合理化し、ソーラーアレイの最適な性能を確保します。PVA-1500HE2は、高速かつ詳細な性能データを提供する高スループット I-V 曲線トレースなど、一連の高度な機能を備えています。直感的に使用できるユーザー・インターフェースにより、簡単なナビゲーションとリアルタイムの解析が実現し、潜在的な問題を即座に特定できます。これを補完するのが、iS75+サーマル・カメラで、ホットスポットと接続不良などの異常を検出するための正確なサーマルイメージングを提供します。試運転とトラブルシューティングから、定期的な検査と性能の最適化まで、このツールキットは、太陽光の専門家に力を付与し、太陽光発電設備の効率と信頼性を最大化します。

Fluke TiS75+など、サーマル・カメラをソーラーPVサイトで使用することで、システム性能の向上、メンテナンスコストの削減に加え、ソーラーパネルと、関連するコンポーネントの寿命の延長にも役立つことができます。Ti75+ によるサーマル検査によって、以下を行うことができます。

• 損傷か性能の低下を示す、ソーラーパネル上のホットスポットを特定
• 接続の緩みか腐食など、電気的問題点を特定
• 重大な問題点の防止とシステム寿命の延長
• 適切な設置と安全な操作の確保
• システム性能の監視と、劣化か異常の特定
• エネルギー生産に影響を与える日陰の問題点を評価

ソーラー PV システムの性能を測定

PVA-1500HE2 は、PV システムの性能を測定するために設計された、最先端の I-V 曲線トレーサー・キットです。この高精度試験装置を使用すると、ソーラー・モジュールとアレイの状態と性能を確実に評価し、情報に基づいた決定を行い、出力と耐用年数を向上させることができます。

PVA-1500HE2 キットは、高速かつ詳細な性能データを提供する高スループット I-V 曲線トレースなど、一連の高度な機能を備えています。直感的に使用できるユーザー・インターフェースにより、簡単なナビゲーションとリアルタイムの解析が実現し、潜在的な問題を即座に特定できます。問題を早期にピンポイントで特定することで、太陽エネルギーの生産を最大化し、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。

広範囲の測定と効率的な解析

PV アレイの試運転、運用、メンテナンス、トラブルシューティングにおいて、I-V 曲線試験は最も包括的なソーラー・モジュールの性能測定です。曲線データセットの迅速な解析は、外れ値の検出に役立ち、保存されたデータは、将来の性能照会におけるベースラインとして機能します。

正確な I-V 曲線トレース

PVA は、容量性負荷を使用して、PV ストリングまたはモジュールの I-V（電流対電圧）曲線を測定します。測定は通常、ストリングに直接接続するか、ヒューズを使用して、コンバイナー・ボックスで試験対象のストリングを選択することにより、ストリング・レベルで行われます。I-V 曲線ポイントの数は、100 または 500 で選択できます。さらに、PVA は P-V (電力対電圧) 曲線、Isc、Voc、Imp、VMP、Pmax、充填率、性能係数 (測定された最大電力と想定最大電力の比率) を生成します。

時間を節約するインターフェース

タブレットまたはノート PC (Windows のみ) をユーザー・インターフェースとして使用し、1時間あたりの実施試験数を増やして、複数の読みやすい形式でデータを表示します。測定中のブランチで、カスタマイズしたアレイ・ツリーをタッチして、測定を保存します。想定される I-V 曲線が自動計算され、性能係数が表示されます。

高度な高効率PVテスト機能

最大 30 A の高効率モジュールを正確に測定：高効率モジュール（モジュール効率 19 % 超）は
大容量を備えており、一部の I-V 曲線トレーサーでは測定が難しい場合や、不可能な場合があります。PVA-1500HE2は、独自に
設計されており、高効率モジュールを使用している場合でも、最大 30 A のすべてのストリング・タイプを測定できます。
高温環境下での迅速な性能：PVA-1500HE2 は、9 秒（VOC 1,350 V 未満）の迅速なスイープ・トゥ・スイープ遅延で動作します。これにより、標準的な曲線トレーサーが過熱によって故障する高温環境下でも、1 時間以内に 3.5 MW を測定することができます。

SolSensor™ Wireless PV Reference Sensor

SolSensor™ は、照射量、モジュール温度、アレイ・チルト・データを PV モデルに送信します。モデルはこの情報を使用して、これらの動作条件での I-V 曲線の形状を予測し、測定された曲線を標準試験条件に変換します。SolSensor™ はモジュール・フレームに固定され、自動的に照射センサーをアレイ平面に向けます。

SolSensor™ のシリコン・フォトダイオード・センサーのスペクトル応答は、テスト対象の PV 技術に対して補正されます。特別な
要素が、多結晶および単結晶セル、テルル化カドミウム（CdTe）およびその他の薄膜技術に対して、付与されます。当社の
センサーは温度補正され、各ユニットの角度応答は回転と上昇を較正されます。その結果、SolSensor™ は、さまざまな技術、空の条件、太陽の角度に対して正確に調整され、早朝から日没まで I-V 曲線を測定できます。

SolSensor™ には、モジュールの裏面温度を測定するための 2 つの外部熱電対入力が装備されています。有効セル温度は、IEC 60904-5 に準拠して測定された I-V 曲線から直接計算することもできます。オプションの PVA の SmartTemp™ 機能を使用すると、これら 2 つの方法を組み合わせて、最高の確度を実現できます。

PVA および SolSensor™ は、見通し 100 m のワイヤレス範囲内で、WiFi による PC とのワイヤレス通信が可能です。このため、足元に配線がなく、迅速なセットアップが可能で、ストリングのトラブルシューティング中も移動でき、単一の SolSensor™ セットアップで複数のコンバイナー・ボックスを測定できる柔軟性が得られます。